概要
刺繍ミシンは、データに基づいて布地に模様を刺繍する機械です。専用の刺繍枠を使用して刺繍したい箇所を固定し、ミシン針がその枠内を縫うことで任意の模様を作成します。糸の色の組み合わせにより多彩な刺繍が可能で、衣服やトートバッグなどさまざまなアイテムに応用できます。- メーカー名:
- brother
- メーカーWEBページ:
- https://www.brother.co.jp/product/pro-embroidery/pr655/index.aspx
- 加工可能素材:
- 布(綿麻フェルト等)
- 加工可能サイズ:
- ※刺繍枠ごとにサイズが異なります
※以下の枠サイズより上下左右に+50mm大きいサイズの布を持参すること
SS: 60×40mm
S: 100×100mm
M: 180×130mm
L: 300×200mm - 禁止事項:
- 以下の素材は加工不可
- 厚すぎる布
- 硬すぎる布
- 費用:
- 有料
利用料金(1日あたり1台につき¥200)
紹介動画
[https://youtu.be/g2IKM0X6gmc]
刺繍ミシンの使い方
1.元となるデータを用意する
- 使用したい枠サイズを同じ大きさのアートボードでデータを制作する(Illustratorなど)
- 刺繍PRO10で編集できる形式で保存する(.emf/.wmf)
2.データ編集(画像データを刺繍データにする)
※ここからはウルトラファクトリーにあるPCでの作業になります
- USBにあるデータをデスクトップにコピーする
- 刺繍PRO10を開く
- 新しいデザインページを設定する→枠サイズや生地を設定する
- 枠サイズを変更→OK→生地の設定→OK
- メニューバー→データ取り込み→ベクトル画像ファイル変換
→刺繍したいデータを選択→開く - ぬい順の確認と変更
画面左側にぬい順が表示されているため、ぬい順を確認
ぬい順最適化をクリック - ぬい方の設定
ぬい順のデータを選択し、ぬい方や色を設定する - 名前をつけて保存
左上HOMEボタン(花のアイコン)→名前をつけて保存→デスクトップに半角英数宇で保存
→データをUSBに入れ、USBを取り出す
※注意! USBにデータをコピー後、デスクトップに保存したデータは削除しておく
3.マシンの起動と材料準備
- 加工範囲に適した刺繍枠を選ぶ
[https://youtu.be/-IfFy5WibZ0] - 加工したい範囲をマーキングし、布を刺繍枠に挟み込む
(マスキングテープなどで代用も可) - 刺繍枠のネジをしめる
- 刺繍枠の外側の布を引っ張り、布に皺が出ないようにする
[https://youtu.be/JkbnlSD-x5Q] - 使用する糸を糸立て台にセットする
※布の準備として、必要であればアイロンがけや接着芯の貼り付けなどをしておく
※糸のセットの仕方はスタッフに聞いて下さい - 刺繍枠が本体の台枠にセットできるか、幅を確認する
※セットできない場合は、つまみボルトを外し台枠を刺繍枠のサイズに合わせる - 刺繍枠を機械にセットする
[https://youtu.be/T_0wfFYmrbc] - データを機械で開く
USBを本体に挿す→画面のUSBマークを押す→データ選択→セット→加工サイズを確認→編集終了
[https://youtu.be/QGaZ5sCC-2c] - 刺繍範囲の確認
四角い点線キーで刺繍の範囲を確認→位置を調整→縫製
[https://youtu.be/bfS8LJAAaMk] - 使用したい糸が選択されているか確認し、必要であれば画面下部の糸コマ交換ボタンを選択して交換を行う
[https://youtu.be/7qo48A2OzjI] - 加工開始
ロック解除→緑色で点滅しているボタンを押し、スタート
[https://youtu.be/rtU9GVmPM7E]
4.加工中の注意事項
- 針の折れ、上糸下糸の切れ、刺繍枠外への加工による破損などがないよう目を離さないこと
- 加工音、糸のぬけ、糸のからまりなど、異常がないか監視すること
[https://youtu.be/s2k3I27DIsw]
5.緊急停止
- 動作中にスタートボタンを押す
[https://youtu.be/gBYkFL7aGX8]
6.仕上げ
- 機械から刺繍枠を取り出し、刺繍枠から布を外し、渡り糸を切る
[https://youtu.be/VJA0Kp85naA]
7.片付け
- ホーム→OK→USBを抜く→電源をOFFにする
- 作業が終わったら、デスクトップのデータを消去する
- 不具合や破損がないか点検し報告する
- 刺繍ミシンの周りを掃き掃除する