概要
美術家の矢津吉隆が経営し企画運営を行うアート複合施設kumagusukuに関わるプロジェクト。kumagusukuは、現代美術を中心に様々な展覧会やイベントを企画、人と美術のあらたな関係を築いていく場として話題を集める。2021年度は、アートの副産物(廃材)を利活用する「副産物産店」の活動を中心として、店舗の運営企画や、商品企画開発、製品の自動販売機の制作などを行う一方、ワークショップへの参加や、「副産物産店の“芸術資源循環センター”展」(@KCUA)、「かめおか霧の芸術祭」での展示にも携わった。
【副産物産店】
山田毅(只本屋)と矢津吉隆が考案した資材循環のための仕組みであり、ものの価値、可能性について考えるプロジェクト。京都のアーティストのアトリエから出る魅力的な廃材を”副産物”と呼び、回収。普段は見向きもされないそれらに着目し、作品の副産物だけを集めた物産店を開催する。過去の活動で学生と共にロームシアター京都でのワークショップや「やんばるアートフェスティバル」での出店でブランド発信と販売方法の試行錯誤を繰り返してきた経験を活かし、今年ならではの取組みとして学生とオンラインによるワークショップや新たな商品開発にも挑戦する。
https://byproducts.thebase.in/
活動期間
2021年5月 – 2022年3月
活動内容
副産物産店の“芸術資源循環センター”展
京都市立芸術大学を中心にアートの現場のゴミ処理を巡る環境のリサーチと、その周辺の人々との対話を軸に、予定されている移転後の新しい大学の機能として”芸術資源循環センター”のアイデアを提案する副産物産店の展示サポートに参加学生が関わった。
会期:
2021年11月13日(土)- 12月5日(日)
会場:
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
参加イベント
かめおか霧の芸術祭 霧の芸術館2021
亀岡ゆかりの芸術家を構成するさまざまな要素(アトリエのや使い古した道具、本棚に並ぶ本など)をアーティストがリサーチし、その結果を展示する企画「線を引き続けるためのアーカイブ」の展示設営に学生が携わった。