概要
現代の風俗と日本の古典絵画が混在した日本画ならぬ「ニッポン画」を提唱し作品を展開する画家の山本太郎によるプロジェクト。ウルトラでは2016年度よりプロジェクトを実施しており、4年目となる今年のテーマは「屏風」。プロジェクト前半では、富山県美術館「日本の美 美術×デザイン」で発表する新作の二曲二双の屏風《清涼飲料水紋図》を制作。学生たちは作品の支持体である屏風制作から携わり、大下絵から金箔貼りに至るまでの屏風作りの一部始終を経験。完成までの二か月間、山本太郎氏の作品に向き合う姿勢や眼差しを肌身に感じただけでなく、携わった作品が美術館で展示され多くの人が鑑賞するところまで一貫してプロジェクトの中で関わることができた。プロジェクト後半は、銀座三越での「山本太郎×宮川真一 2人展」に出品する小作品制作ののち、某私設美術館から制作依頼を受けた六曲一隻の新作屏風制作に取り掛かった。
活動期間
2019年5月 – 2020年3月
活動内容
「日本の美 美術×デザイン」 ―琳派、浮世絵版画から現代へ―
参加学生たちは、作品の支持体である屏風制作から、携わった作品が美術館で展示され多くの人が鑑賞するところまで一貫して関わり、ディレクターの作品に向き合う姿勢や眼差しを肌身に感じることができた。