概要
第8回目となる2017年は、これまでの形式を踏襲しつつ「ウルトラ・グローバル・アワード」として刷新。グローバル化が加速するアートシーンに対応すべく、さらなる国際的な視野の導入を図る試みの展覧会として開催した。キュレーターに片岡真実氏を招聘し、展覧会テーマ「新しい泉のための錬金術―作ることと作らないこと」に応答する10名の作家が選抜された。例年の審査会から形式を変え、ドリュン・チョン氏(M+副館長兼チーフ・キュレーター)が国際審査員として単独で賞を決定する最終審査会では、「チョン氏が自らキュレーションする展覧会で出展させるなら」という視点で真摯に評価した結果、映像作家の内田恵利が最優秀賞を受賞した。
実施期間
2017年4月 – 2018年3月(カタログ発行までを含む)
選出作家
石黒健一 / 内田恵利(最優秀賞)/ 小野由理子 / 梶原瑞生 / 桑原ひな乃 / 佐貫絢郁 / 坪本知恵 / 長尾鴻平 / 橋本優香子 / 山本昂二郎
募集内容
期間:
2017年5月2日 – 5月31日
対象:
京都造形芸術大学在学生および35歳以下の卒業生
領域不問(絵画、彫刻、デザイン、建築、映像、アニメーション、パフォーマンス等)
制作指導:
片岡真美 / ヤノベケンジ
特典:
1|片岡真実氏およびアドバイザー陣による作品指導
2|個人制作場所の提供
3|制作補助費を支給
4|ウルトラファクトリーによるテクニカルサポート
5|展覧会の開催
6|展覧会のカタログ(日/英)
キュレーター・制作指導
片岡真美(キュレーター)
テクニカル指導
ヤノベケンジ / ウルトラファクトリー
展覧会
ULTRA GLOBAL AWARD 2017 Exhibition
新しい泉のための錬金術―作ることと作らないこと
Alchemy for New Fountains – making and not making
会期:
2017年12月5日(火)- 12月19日(火)
会場:
京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ
開館時間:
10:00 – 18:00 / 入場無料
出展作家:
石黒健一 / 内田恵利(最優秀賞)/ 小野由理子 / 梶原瑞生 / 桑原ひな乃 / 佐貫絢郁 / 坪本知恵 / 長尾鴻平 / 橋本優香子 / 山本昂二郎
関連イベント
公開講評会
作家とキュレーター片岡真実、制作指導ヤノベケンジ立会いのもと、有識者による講評会を開催
日時:
2017年12月5日(火)13:00-
会場:
ギャルリ・オーブ
審査員:
浅田彰(批評家)/ 遠藤水城(インディペンデントキュレーター)/ 後藤繁雄(編集者、クリエイティブディレクター)/ 椿昇(現代美術家)/ やなぎみわ(美術作家、演出家)
最終審査会
国際審査員による講評ののち、最優秀賞を決定
日時:
2017年12月17日(日)14:00-
国際審査員:
ドリュン・チョン(M+副館長兼チーフ・キュレーター、香港)
ゲスト講評者:
小崎哲哉(編集者・ジャーナリスト)
カタログ
- 展覧会ステイトメント
- 作品解説
- 石黒健一 / 内田恵利(最優秀賞) / 小野由理子 / 梶原瑞生 / 桑原ひな乃 / 佐貫絢郁 / 坪本知恵 / 長尾鴻平 / 橋本優香子 / 山本昂二朗
- 審査員総評 発行:2018年12月20日 ダウンロード (PDF/7MB)